「下津井にて」
その3
( クハ24+モハ103  下津井駅にて 1987年8月)
夕焼けの中、出て行った
  赤いクレパス号は
   まだ、帰ってこない。
クハ24とモハ103の2連が
  明かりを消して止まっていた。
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(瀬戸大橋 1987年8月)
日が落ち、
  辺りが暗くなってきた。
 瀬戸大橋には夕月がかかり
      夜霧が漂っていた。
(下津井駅 1987年8月)
夕暮れの電話ボックスに
   少女ひとり
  過ぎ去る夏を惜しむように
     無心に電話をしている。
( モハ1001(赤いクレパス号)、クハ24+モハ103  下津井駅にて 1987年8月)
クレヨンだらけの
 赤いクレパス号が
  のんびりと乗客を
           待っていた。
(下津井駅 1987年8月)
夏休みも終わろうとしている。
  桟橋には人影も無く
    ヒグラシが鳴きはじめた。
撮影:1987年8月
旅の徒然
第18回